ひだまり泥んこ日記*2巻

ヒロシマ安藝地方 矢野という地で里山を駆けまわり泥んこにまみれる保育園の園長戯れ言ブログ 1巻はYahoo!で継続中

虫と仲良くなろう♪大作戦!

先週、こどもたちと
虫眼鏡をもって、いつも通っている段々畑に散歩に出かけてみた。

今年は「こどもたちと虫がもっとなかよくなれますように」
という願いを抱えて保育をしていこうと思っている。

...

そのためには 虫の魅力を伝えるのが一番だなと思った次第。
虫の魅力って何だろう?
それは、あなた、本当に千差万別だということでしょー!
そして、何でそんな形なのかねぇ~~~~~
何で、あなた、そんなきれいな色をそんな所につけてるの????
ということではなかろうか。

というわけで、それらの魅力を
教えられるのではなく、
自分で発見してこそ
「虫って案外かわいい??」の心の芽生えにつながるであろう。

では、ということで、
教具たんすの奥底深く眠っていた
百円ショップの虫眼鏡を出してきて
柄に穴を開け、紐を通し、いざ散歩へ~~~~!

そんでね、ここら辺りが保育の面白さなんだけど
こどもたちには、何をしようとしてるのか黙ったまま
虫メガネの絵の描いてある箱を出してきて
柄に穴を開けるのも、わざわざこどもたちのいる場所で
ろうそくと使わなくなった彫刻刀を使ってやるのです。
「え?ダンジョー何やりよるん?」と問われてもですね、
ふふふ とほほえむだけ。

虫眼鏡の絵の描いてある箱をリュックに入れる時も
わざと見せておいて 何も言わない。

で、散歩先の畦道で
コガネムシを捕まえたときに 初めて
背中のリュックから箱を出してくる
「あ!むしめがねじゃ!むしめがねで見るんじゃ!”」と
こどもたちは大興奮。

そして、
「自分で虫捕まえておいで~~~
 虫眼鏡貸したげるよ~~~~」と声をかける。

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もちろん、バッタやハナムグリやらを
自分で捕まえられる子ばかりではない。
でも、ありんこでも、てんとうむしでも、だんごむしでも
虫は虫。
だから、誰だって虫眼鏡で虫を見る事ができるのだ!

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そして、こどもたちには 蛙だって虫???だから
「ツチガエル~~~!」と持ってきた子もいたよ。

この日、どの子も虫眼鏡をのぞいて
「わ!きれい!」
「お!毛が生えとる!」と真剣だった。

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面白い散歩となっていきそうな予感♡

Twitterでいつも虫や動物の素敵な写真を見せて頂いている

もも (@momodog22)さん。

先日 蛙の観察会を開かれたあとでこんなtweetをされていた。

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カエルや虫などの魅力を子供達に伝えるのに、

飼育された単体の生き物を見せるより、

実際に繁殖し育っている環境の中で

観察しながら見せるのが一番だと思う。

植物に川や田んぼ、

それらが作り出す風景と共に。

観察会ではカエルは見たことはあるが

自生している環境で見るのは初めてという方も多い。

***

青虫好きな私は

アゲハたちの幼虫を 何十匹も飼育ケースで育てるけど

それだけではダメなんだ。

こどもたちと 野山で虫をしっかり見ていこう!